安全日と危険日のメカニズム

女性の生理周期には一定のリズムがあり性行為をした日が生理周期のいつにあたるかということで、妊娠をしやすい日と妊娠をしにくい日に分けることができます。
妊娠をしやすい日は危険日と呼ばれ、妊娠をしにくい日は安全日と呼ばれています。

妊娠が成立する時には排卵が行われて体の中に卵子が存在していることと、精子が体内に入った時期が一致して受精卵ができるというメカニズムになっています。
このタイミングが合うことによって妊娠が成立しますが、どちらかの要因が満たされない時には妊娠が成立しません。
なお受精卵ができても女性の子宮内に受精卵が着床しないこともあり、その場合には妊娠は成立しません。

妊娠のメカニズムは卵子と精子が出会って受精卵ができることですが、卵子が女性の体内で受精卵になることができるのは卵巣から卵子が出されて、その後卵子が卵管に取り込まれ、卵管から子宮へ向かい、最終的に体の外に出されるまでの期間になります。
この期間の中で卵子が卵管で精子を待っている時に精子がタイミングよくやってくることで受精卵になることができます。
これが卵子の寿命と呼ばれるもので、およそ24時間だとされています。

これに対して精子の寿命は射精後に女性の体に入ってから3日間、72時間です。
寿命が長いため性行為をした日だけでなく、その後2日間ほどは精子が生きていると考えなくてはいけません。

それをふまえた上で、女性の生理周期の中で排卵の時期を考えていきます。
排卵は次の生理予定日の2週間ほど前です。
これは生理が終わってから何日後に排卵が起こるかはわからないということです。
そのため排卵日を正確に予測することは難しくなります。
そういった意味では生理が終わって排卵の時期までの2週間ほどは危険日になります。
排卵が終わって1日経過した後は卵子が体内にいないため安全日だと考えられます。
生理周期が安定している場合であれば排卵日の4日以上前であれば安全日だと考えられますが、排卵日が確定できないため安全日だとするのは難しいでしょう。

生理が来ない!?まずは妊娠検査薬を

安全日、危険日とはあくまでも予測して想定したものであって、科学的な根拠のある決まりはありません。
そのため安全日だと思っていても、実は危険日だったということは誰でも起こり得ることです。
安全日、危険日を元にして妊娠することはないだろうと思って避妊をせずに性行為をしてしまった場合には妊娠する可能性が出てきます。

実際にそのような考えで避妊をせずに性行為を行い妊娠をしてしまうカップルの数は多く、結果的に望まない妊娠をしてしまうということになってしまいます。
そうならないためにも性行為を行う時には必ず避妊をしっかりと行うことが大切です。

仮に安全日だと思っていても、排卵日が過ぎて1日経過していると確定はできません。
生理周期はほんの些細なことで乱れることがあります。
いつもよりも疲れていたり、睡眠不足になっている時には自分では気付かないうちに女性ホルモンのバランスが崩れて、排卵の時期がずれてしまうことがあります。
これは体の不調だけでなく精神的なストレスも原因となります。
そこまで大きな出来事があったわけではなくても精神的なストレスを受けているということが起こります。
そして、生理周期が乱れていることは次の生理がくるまで自分では気付くことができないので、排卵の時期も後になってみないと気付くことができません。

そのため安全日だと思っていても妊娠する可能性は常に残っていると考えておいたほうが良いでしょう。
完全に妊娠する可能性のない日はないと思っていたほうが安全です。

そして、もしも生理予定日になっても生理が来ない時には早めに妊娠検査薬を使用して妊娠の有無を確認しましょう。
望まない妊娠の場合には先のことも考えなくてはいけないので、生理が来ないと分かった時点で早めに妊娠検査薬を使用して妊娠の有無を確認することが大切です。

関連ページ